“中高年「起業」ブームの背景にある悲しい米国の事情”(日経ビジネスONLINE)によると、「55~64歳」の起業が4分の1を占めるという。
しかも1996年の調査開始時点から10%も増加しているらしい。
米国は中高年も元気だなぁと思ったが、実は背景には老後の生活資金にたいする不安があるというのだ。
そうした中で、リスクを承知の上でも「起業」を選択する人が増えたようなのだ。
窮地の打開策として、あえて危険な道を選ばざるを得なかった中高年も多いのだろう。
起業家といえば聞こえがいいが、実際には起業の事情も様ざまということだ。
一方、日本の中高年はどの起業事情はどうだろうか。
リストラ、年金問題、早期退職など、日本の中高年を取り巻く状況も厳しさを増しているのは同じだ。
失職後の再就職の道も厳しいのは言うまでもない。
日本政策金融公庫の調査報告に「開業直前の勤務先の離職理由」という調査結果がある。
これによると「定年による退職」と「勤務先都合」を合わせると4割近くになる。
年金受給年齢までの収入を得るためや、早期退職による失職のためやむを得ず「起業」を選択する中高年も
多いのではないだろうか。
2030年には男性の平均寿命は82歳に
「平均寿命の推移と将来推計」(内閣府)によると、2030年には男性の平均寿命は82歳に達する。
年金の受給開始年齢は陽炎のように遠のいていくだろう。


将来推計人口でみる50年後の日本|平成25年版高齢社会白書(全体版)-内閣府.png)