中高年の再就職支援セミナーの類に参加すると、まず最初にやらされるのが、この「自分の棚おろし」というやつです。
“棚おろし”とは、今まで働いてきた自分自身を振り返ることです。
“棚おろし”は一般的に、(1)価値観、(2)興味、(3)能力の3つの観点で行われます。
私の場合もそうでしたが、この“棚おろし”を行うと本当に落ち込みます。(笑)
どうしても、ダメだった自分の人生をなぞってしまうのですよね。
こうした棚卸しの作業は、自分の過去のネガティブな部分を思い出すことにもなりますので、気が進まない方も多いと思います。
しかし、再就職するにせよ、起業するにせよ、この“棚おろし”という作業抜きでは前に進めないでしょう。
自分の強みを明確にする
これまで会社で活躍されてきた中高年のみなさんであれば、何かしら「強み」を持っているはずです。
自分には何ができ、何を得意としているのかを“棚おろし”することは、再就職や起業、あるいは副業においても非常に重要です。
私が参加した再就職支援セミナーでは、5つの能力分類の観点で“棚おろし”を行っていました。
これらの能力は、会社で何十年も働いてきた経験がある中高年の方であれば、この中で得意なとしてる能力が必ず見つかるはずです。
そして、その能力やノウハウは必ず誰かの役に立つことは言うまでもありません。
(1)問題解決能力
問題や課題を明確にして、解決できる能力です。
(2)企画遂行能力
市場(顧客)のニーズを把握し、それに基づいて企画立案して遂行する能力です。
(3)コミュニケーション能力
コミュニケーション能力といっても、その意味するところは状況により異なります。
サラリーマンとに求められるのは、相手のことを知り、相手に明確に自分の意見を
伝え、意見調整しながら信頼関係を築く能力です。
中高年の皆様であれば、顧客やビジネスパートナーなどと折衝した経験を多くお持ちだと思います。
(4)部下育成能力
中高年の皆様は今までにたくさんの部下を育成してきたはずです。
部下に創意工夫させて、壁に突き当たったら助言する。この繰り返しだけでも人は
自らの力で成長します。どういう場合に部下が成長し、どういう助言が活かされた
かをもう一度整理しておくとよいでしょう。
(5)クレーム処理能力
どんな職種であれ顧客と接する仕事をしていればクレームはつきものです。
的確な状況判断、顧客の立場になって考える能力などは、中高年ならではの能力です。
